滋賀県赤坂山特別観察会

@実施日:平成28年52日(月)

A参加者:11名

B観察コース

   マキノ高原スキー場10時15分頃出発〜赤坂山自然遊歩道〜ブナの木平〜粟柄越〜赤坂山山頂(13時過ぎに到着、昼食後14時頃出発)
   〜明王の禿〜黒河峠〜林道〜タクシー待ち場(16時40分頃到着、ここからタクシー乗合でマキノ駅に戻る)


 C観察会の様子

  今回は、例年の特別観察会を早めて4月28日に実施する予定でしたが、天候が悪くなったため延期して、結局5月2日になりました。

  好天気に恵まれ暑いほどでしたが新緑のもとの観察会となりました。数年前に当観察会に参加されていた、京都在住で赤坂山に詳しくプライベートで山の花の
 案内ツアーもされているベテランの
Tさんの参加もあり、楽しい一日を過ごす事ができました。

  今年は開花が早く、野草類は最盛期を過ぎて「トクワカソウ(イワウチワ)」や「トキワイカリソウ」などは終わっている物も多く観察できた数は少なかった。
 それでも、赤坂山への登山路では「ニシキゴロモ」や「マキノスミレ」、「オオイワカガミ」、「アツミカンアオイ」や「モミジチャルメルソウ」などが見られ、
 粟柄越しから山頂に向かっては黄色の小さく可愛い「オオバキスミレ」が見られました。

  野草は少ないものの樹木の花が多く、「オオカメノキ」、「ハウチワカエデ」、「オオバクロモジ」や「ウスギヨウラク」などがあちこちで見られ、黒河林道を降りた
 下山道では「ウワミズザクラ」や「ユキグニミツバツツジ」も見られるなど長時間にわたるトレッキングの疲れを忘れる程でした。

 D観察できた植物

   1.草花・シダほか 23種

アツミカンアオイ、カタクリ、キジムシロ、イヌガラシ、オオイワカガミ、オオバキスミレ、オオバノトンボソウ、
コタチツボスミレ、コオニタビラコ、シハイスミレ、スミレサイシン、ツボスミレ、ツクバネソウ、チゴユリ、トキワイカリソウ、トクワカソウ(イワウチワ)、
ニシキゴロモ、ヒメスミレ、マキノスミレ、ムラサキサギゴケ、モミジイカリソウ、モミジチャルメルソウ、ヒカゲノカズラ
etc

 2.樹木」 19種

ウスギヨウラク、ウワミズザクラ、オオカメノキ、オオバクロモジ、コアジサイ、コバノミガマズミ、
サラサドウダン、サルトリイバラ、タニウツギ、ナナカマド、ニガイチゴ、ハナヒリノキ、ハウチワカエデ、ベニドウダン、
マルバアオダモ、ミヤマガマズミ、ミツバアケビ、ヤマボウシ、ユキグニミツバツツジ、レンゲツツジ、
etc


 ○植物の写真

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マキノスキー場から赤坂山へ 明王の禿と呼ばれる花崗岩の崩
壊地。モアイ像のような岩が。
オオカメノキ(ムシカリ) キブシの実は落ち始めていました ハウチワカエデの暗紅色の花       ハナヒリノキ
この葉の粉が鼻に入ると激しい
くしゃみをすることから名が付い
たようです。

      ニシキゴロモ
主に日本海側に分布し、金剛山
で見られるツクバキンモンソウは
太平洋側で見られるこれの変種
        イワナシ

花は終わり、実を付け始めてい
た。
      マキノスミレ

シハイスミレの変種
オオバクロモジ モミジチャルメルソウ       オオイワカガミ

オオイワカガミはまだ十分楽しめ
ました。

オオイワカガミ オオイワカガミ ニョイスミレ(ツボスミレ) オオバキスミレ オオバキスミレ アツミカンアオイ

      ブナの芽吹き

双葉から新葉に広がってきまし
た。
トクワカソウ(イワウチワ)    トクワカソウ(イワウチワ)
北陸から近畿に広がるイワウチ
ワで、葉柄の付け根の葉の形
が円形又はくさび形になるものは
トクワカソウと呼ばれているよう
です。
トキワイカリソウ      トキワイカリソウ

常緑のイカリソウ
ウスギヨウラク

 ウスギヨウラク(ツリガネツツジ)

葉は、枝先にまとまって付き、ふち
には毛が生える。
       タニウツギ

早くも蕾が付いていた。
ユキグニミツバツツジ     ユキグニミツバツツジ

枝先の鮮やかな紅紫色の花が
印象的。咲き始めは特に色が濃
い。名前がまた良い。
ウワミズザクラ       ウワミズザクラ

最後の黒河林道で花が満開の
木に出会いました。全木、ブラシ
のような花に包まれていました。
つい見とれてしまい、帰りの電車
に乗り遅れてしまいました。
ごめんなさい。



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