第回57植物観察会の記録

1 実施した日   2008年6月14日(土)

2 参加者
      38名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜11:50)
伏見林道登山口〜念仏坂〜ちはや園地キャンプ場〜ちはや園地広場
2)昼食  ちはや園地広場(11:50〜12:30)

3)午後の部(12:30〜13:40)
ちはや園地/らくらくの道〜四季の谷〜しゃくなげの道〜「ちはや星と自然のミュージアム/ネイチャールーム」/学習会

4 観察会の状況
5月の例会観察会と高野山での特別観察会が雨のため中止となったが今回は梅雨期にも拘らず天気も晴れてくれて2ヶ月ぶりに観察会を実施することが出来た。
今回の参加者数は36名にもおよび盛況な観察会となった。
観察会の状況は薄紫色の綺麗な花を咲かせる「オカタツナミソウ」や細い穂先に小さな白い花を付けた「ヤマハタザオ」等々の野草や梅雨期に数種の花を咲かせる低木の「ウツギ」類、間もなく美味しい実をつける「ナガバノモミジイチゴ」などのイチゴ類や「ヤマグワ」、園地周辺に多いい白い花を付けた「タンナサワフタギ」などの樹木を沢山観察することが出来ました。
また「ウツギ」3種(ウツギ、ウラジロウツギ、マルバウツギ)の雄しべの形の違いをルーペを使って見比べたり、その他の植物の茎を手で触たり花の中を観察したり、写真に撮ったりして今回も熱心な観察者に支えられ充実した観察を開催することが出来ました。
午後の観察後の学習会では、スタッフの古橋さんによる植物の葉の形や葉のつき方について予め用意した資料を元に説明してもらい皆で楽しく学習しました。
*スタッフの桝谷さんからのお知らせとして主にカトラ谷近辺で見られる「ヤマエンゴサク」は種子を大阪府自然史博物館の先生方に分析鑑定をしてもらった結果、「キンキエンゴサク」であることが判明したので当会として今後「ヤマエンゴサク」は「キンキエンゴサク」と称することにする旨のお知らせがありました。

[草花他]41種強
アカショウマ、アマチャズル、イヌガラシ、ウワバミソウ、オカタツナミソウ、オニタビラコ、カノコソウ、カモガヤ、キクムグラ、キクバドコロ、キツネノボタン、クリンソウ、クガイソウ、ゲンノショウコ、コアカソ、コナスビ、コウライテンナンショウ、サイハイラン、サワギク、ジシバリ、スイカズラ、ツルニンジン、ナルコユリ、ニガナ、ニョイスミレ、ニッコウキスゲ、ハナニガナ、ヒメウワバミソウ、ヒメスイバ、ヒメレンゲ、フタリシズカ、ミゾホオズキ、ミヤマカタバミ、ミヤマナルコユリ、ミヤマコウモリソウ、ヤマクルババナ、ヤマハタザオ、ヤマアジサイ、ヤブヘビイチゴ、ヤマムグラ、ヤマゴボウ、etc


[樹木]29種強
ウツギ、ウラジロウツギ、エビガライチゴ、カマツカ、ガマズミ、クマノミズキ、クマイチゴ、コクサギ、コゴメウツギ、コバノガマズミ、コツクバネウツギ、サルナシ、サラサウツギ、サワグルミ、タンナサワフタギ、ツルアジサイ、ツルウメモドキ、ナガバノモミジイチゴ、ハクウンボク、ヒメコウゾ、マルバウツギ、ミツバウツギ、ミヤマハハソ、ミヤマウコギ、ヤブデマリ、ヤブウツギ、ヤマグワ、ヤマボウシ、ヤマガシュウ、etc

                   
        
次回は7月12日(土)に開催します。
                                                        
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