第66回植物観察会の記録

1 実施した日   2009年7月11日(土)

2 参加者
      29名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜12:30)
伏見林道登山口〜細尾谷〜中尾根〜遊歩道〜頂上
2)昼食  頂上桜広場(12:10〜12:50)

3)午後の部(12:50〜15:00)
頂上〜ダイトレ〜「ちはや園地展望台」〜四季の谷〜シャクナゲの道〜「ちはや星と自然のミュージアム(解散)」

4 観察会の状況
今回の天候はうっとうしい梅雨期の中での観察会で当初雨も予想され中止となる可能性もあったが雨も降らずなんとか曇り空の天気で終始し蒸し暑さもそれほど厳しくなく割と快適な観察日和であった。
参加者数は梅雨期の影響と植物の開花数が少ない時期の為前6月例会の約二割減の29名となったが、この内新規参加者が5名(内、子供1名)もあり、また今年度より参加で当会のアイドルとなったYさんのお孫さんで若干6歳の匠君(なお、前回から参加してくれた匠君のお姉ちゃんの初音ちゃんは今回お休み)も引き続き参加してくれて、また前回遠方の京都府/精華町より参加あったIさんのお子さんで特に野鳥に詳しい小2生淳平君の参加もあり観察中は楽しく賑やかな雰囲気で、長時間に亘り多少厳しい観察コースにもかわわらず熱心な参加者の観察振りに支えられ今回も楽しい充実した観察会を実施することが出来た。

今回の観察状況は梅雨期のため全般的にやや花が少ない時期であるが、今が旬で彩が白と淡青色で美しい「ヤマアジサイ」や真っ赤で半透明色の可愛い臼形の果実をもった「ウスノキ」や白いレース模様の花をつけた「モミジカラスウリ」等々、また非常に珍しく貴重な腐生植物の「ツチアケビ」や「オニノヤガラ」や、園地内では今が盛りの白色の椿の花をつけた「ナツツバキ」や蝶が大好きな美しい赤紫の穂状の花の「クガイソウ」と昔の人シーボルトが六甲で発見した薄紫の美しい星型の紫陽花「シチダンカ」などが見られ皆満足しました。

午後からの学習会は、今回ミュージアム側の特別イベントがあり会場が使えなくなった今回は為中止し、1階の写真展「夏の風景」を見学しその後自由解散した。


5 観察されたされた植物
[草花他]31種強
アカショウマ、アマチャヅル、イガホオズキ、イヌショウマ、ウマノミツバ、オオカモメヅル、オカトラノオ、オトギリソウ、オニノヤガラ、キツネノボタン、キツリフネ、ギンレイカ、クサアジサイ、クガイソウ、コフウロ、サジガンクビソウ、サンカクヅル、シオデ、タニタデ、ダイコンソウ、ツチアケビ、トチバニンジン、ハエドクソウ、ヒヨドリバナ、ヘビイチゴ、ボタンズル、ムラサキニガナ、モミジガサ、モミジカラスウリ、ヤマトウバナ、ヤブヘビイチゴetc(蕾み、果実を含む)


[樹木]21種強
アワブキ、アクシバ、ウスノキ、エビガライチゴ、ガクアジサイ、クロモジ、クマノミズキ、クマイチゴ、コアカソ、シチダンカ、ナツハゼ、ナツツバキ、ニガイチゴ、ノリウツギ、ヒメコウゾ、マタタビ、ミヤマハハソ、ムラサキシキブ、ヤマグワ、ヤマボウシ、リョウブetc(蕾み、果実を含む)

                   
        
次回は9月12日(土)に開催します。
                                                        
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