第68回植物観察会の記録

1 実施した日   2009年10月10日(土)

2 参加者
      29名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜12:10)
登山口河原広場〜黒栂谷林〜長谷林道〜往復
2)昼食 長谷林道(12:10〜12:50)

3)午後の部(12:50〜14時ごろ)
長谷林道〜黒栂林道〜登山口川原公園にて14時ごろ自由解散す。

4 観察会の状況
今回の観察会は前回(9月度)が雨天のため中止を已む無くされたための2ヶ月ぶりの観察会となった。
今回観察する植物は秋期を迎えての秋の植物を観察することとなったが前々日の台風18号の被害で途中の登山道はところどころ道路がえぐれていたり、一部登山道をまたいでの鉄砲水の残りが小川のように流れていたり、崖が今にも崩れ落ちそうな場所も見られ、また林道の整備により草が大分刈られていたりしたところもあったが熱心な参加者に支えられ皆無事に楽しく観察会を終えることが出来ました。
又、天候は時々曇ったりしが結構涼しく割りと快適なて天候であった。
参加者数は前々回と同じく殆どがお馴染みの方ばかりの29名で内2名は子供さんで今回も当会でのアイドル的存在のYさんのお孫さん「匠」君と、「初音」ちゃんの参加あり、賑やかで楽しいな観察会となった。
観察状況は秋季入りから開花している花がやや少ない時期であるが、白色や紫色の秋らしい彩のキク科の花の違いを観察してもらったり、今が旬の白色で星型の清楚な花の「アケボノソウ」や薄紫色の美しい「ナギナタコウジュ」、花はもう終わったがちょっと変わった根が何処にあるか探せないつる性の植物「ネナシカズラ」や一見小型の葡萄に見える「アオツヅラフジ」、赤い実をつけた「カマツカ」や「コマユミ」、木の枝先に正月の遊び道具の羽子板を打つ突く羽根そっくりな形の樹木「ツクバネ」を観察したり、食べられる植物で美味しい葡萄と同じ植物の「サンカクヅル」を皆で摘んで食べたり、
金剛山では数少ない貴重な植物で薄ピンクの可愛い花「コシオガマ」など結構沢山の植物が見られ楽しい充実した観察会を実施できました。

午後からの学習会は頂上方面には行かなかった為実施せず。


5 観察されたされた植物
[草花他]49種強
アキギリ、アキチョウジ、アキノウナギツカミ、アケボノソウ、アメリカセンダングサ、アオツヅラフジ、アレチウリ、イタドリ、イヌタデ、イナカギク(ヤマシロギク)、イヌコウジュ、ウド、オオブタクサ、オタカラコウ、オトコエシ、オニドコロ、カラスノゴマ、ガンクビソウ、クズ、ゲンノショウコ、コシオガマ、コメナモミ、コブナグサ、シオデ、シシウド、シュウブンソウ、シラネセンキュウ、シロヨメナ、タニソバ、ダイコンソウ、ツリフネソウ、ナギナタコウジュ、ナベナ、ハナタデ、ネナシカズラ、ハキダメギク、ハナヤクシソウ、ヒヨドリバナ、ボタンヅル、フジカンゾウ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミチヤナギ、ミヤマタニソバ、ミズタマソウ、メドハギ、メマツヨイグサ、メナモミ、ヤクシソウetc(蕾み、果実を含む)


[樹木]14種強
カマツカ、クマノミズキ、クマイチゴ、コアカソコ、コウヤボウキ、サンカクズル、ツクバネ、ツノハシバミ、ビッチュウヤマハギ、マユミ、マタタビ、、ムラサキシキブ、ムラサキシキブ、ヤマガシュウetc(蕾み、果実を含む)

                   
        
次回は11月14日(土)に開催(豚汁会)します。
                                                        
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