第73回植物観察会の記録

1 実施した日   2010年6月12日(土)

2 参加者
      40名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜12:20)
ロープウエイ駅前バス停〜バス道〜久留野峠登山道入り口〜久留野峠〜伏見峠〜ちはや園地広場〜千早星と自然のミュージアム〜四季の谷[昼食)

2)昼食 四季の谷(12:20〜13:00)

3)午後の部(13:00〜14時半ごろ)
四季の谷〜展望台下広場〜シャクナゲの道〜ミュージアム前広場(午後2時半頃自由解散)、今回の勉強会は都合で休会す。

4 観察会の状況
今回の観察会を開催するにあたって当初の予報では入梅期も真近い季節にてやや天候が危ぶまれていたがすっきりとした好天気となり、参加者は前回とほぼ同様40名の参加者数となり、熱心な参加者の観察ぶりに支えられ盛況に観察会を開催できました。
花の開花状況は山の緑も一段と濃くなって山全体を彩る今が旬のウツギの開花が目立つ時期でしたが草花は赤紫色の美しい花を見せるヤマタツナミソウもまだ開花しておらず、また今回の観察コースで毎年見られる薄紫色の可愛い花のオウギカズラも開花が終わっていて見られず、白色の二本の花穂が可愛いいフタリシズカや黄色の菊状の花を咲かせたサワギクなど数種類の開花した花が見られた程度で全般的に開花した草花は少なく特に目立った花は殆ど見られませんでした。
代わりに樹木の花は薄黄色の小さく可愛い花のコゴメウツギ、小豆色の美しいヤブウツギ、漏斗状の黄色の可愛い花のコツバネウツギ、白色のツバネウツギなどのウツギ属の花々や特に野鳥が好む秋に実を結ぶ樹木の花のカマツカ、タンナサワフタギ、葉の中心部に咲く変わった樹木の花のハナイカダ、江戸時代の小判に似た可愛い葉をつけたコバンノキ、今回はまだ完全に開花していないが美しい白いカーテンレース状の花を咲かせるオオバアサガラ(解散後の帰路の途中では見事に開花していて短時間に開花していて驚いた)又、園地で初めて咲いたトチノキの花等々美しい沢山の樹木の花が見られ参加者も喜んでいました。



5 観察されたされた植物
[草花他]35種強
アキグミ、アカツメクサ、アヤメ、ウワバミソウ、カノコソウ、キクムグラ、キツネノボタン、キッコウハグマ、クリンソウ、クルマムグラ、クワガタソウ、コウライテンナンショウ、コナスビ、ササユリ、サワギク、シロツメクサ、タニギキョウ、チゴユリ、ツルニンジン、ニガナ、ニョイスミレ、ニッコウキスゲ、ハナニガナ、ハルジオン、フタリシズカ、フタバアオイ、ミヤマナルコユリ、ミヤコアオイ、ムロウテンナンショウ、モミジガサ、ヤマゴボウ、ヤブヘビイチゴ、ヤマブキソウ、ユキザサ、ワレモコウetc(蕾み、出葉のみのものも含む)


[樹木]39種強
イワガラミ、ウツギ、ウリカエデ、ウリノキ、ウツギ、エゴノキ、オオバアサガラ、カマツカ、ガマズミ、クマイチゴ、クマシデ、クマノミズキ、コツクバネウツギ、コマユミ、コバンノキ、コゴメウツギ、サラサウツギ、サワグルミ、サルナシ、タンナサワフタギ、ツクバネウツギ、ツリバナ、ツルアジサイ、トチノキ、ナナカマド、ナツツバキ、ナガバモミジイチゴ、ニシキギ、ハナイカダ、バイカウツギ、ヒメコウゾ、マルバウツギ、マタタビ、ミヤマハハソ、ヤブデマリ、ヤハズアジサイ、ヤブウツギ、ヤマグワ、ヤマボウシetc(蕾み、出葉のみのものも含む)

                   
        
次回は7月10日(土)に開催します。
                                                        
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