第75回植物観察会の記録

1 実施した日   2010年9月11日(土)

2 参加者
      33名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜11:30)
ロープウエイ駅前バス停〜伏見林道登山道入り口〜伏見林道〜念仏坂〜「ちはや園地キャンプ場」(昼食))

2)昼食 四季の谷(11:30〜12:10)

3)午後の部(12:10〜13時20分ごろ)
「ちはや園地キャンプ場」〜「シャクナゲの道」〜「四季の谷」〜「らくらくの道」〜ミュージアム2Fネイチャー教室(勉強会)、午後2時10分頃自由解散)

4 観察会の状況
今回の観察会は、厳しかった酷暑も漸く終わり、割と爽やかな初秋の天候の中で参加者も前回より約10名増の33名の参加者となり楽しい観察会を開催できました。
花の開花状況はあまり多くない状況であったが、登山口の側に開花している「ヤマホトトギス」や林道の途中に今が盛りの「ジャコウソウ」などの花々が私達を出迎えてくれ、また園地では初めて見る可愛い白い花とウリの果実を着けた「スズメウリ」シャクナゲの道では今が旬の花の「カリガネソウ」が見られ、その外道中でも下記の通り赤紫、黄色、白色等の秋色の美しい花を割と沢山観察できて皆満足した模様であった。

午後2時からの勉強会ではスタッフの桝谷さんによる「植物の共生、寄生、腐生(菌従属栄養植物)」をテーマーとして資料とパソコンによる液晶大型画面で見る写真を交え金剛山で見られる「ギンリョウソウ」「ツチアケビ」「キバナノショウキラン」等や他の山で見られる「ショウキラン」等々特異で奇妙な共生、寄生、菌性植物の数々の興味深い話がありました。
又、他の植物も当然のことであるが特に菌で育つ植物はその土地に菌が育つ環境が無い限り他の土地に持って言っても絶対に育たなく盗掘は絶対厳禁であることも説明ありました。

5 観察されたされた植物
[草花他]74種強
アキチョウジ、アキギリ、アキノタムラソウ、アカネ、アオミズ、イヌショウマ、イラクサ、イタドリ(及びメイゲツソウ)、イヌトウバナ、イヌタデ、イナカギク、イノコズチ(ヒカゲイノコズチ)、オタカラコウ、オトコエシ、オオヒナノウスツボ、オトギリソウ、カリガネソウ、カワチブシ、ガンクビソウ、カラムシ、キンミズヒキ、ギンレイカ(ミヤマタゴボウ)、クサアジサイ、クサコアカソ、クルマバナ、ゲンノショウコ、コフウロ、コメナモミ、サラシナショウマ、シラネセンキュウ、シラヤマギク、シュウブンソウ、ジャコウソウ、スズメウリ、ダイコンソウ、タケニグサ、タニソバ、チヂミザサ、ツユクサ(及びケツユクサ)、ツリフネソウ、ツルニンジン、トチバニンジン、ノササゲ、ノアザミ、ノブキ、ハエドクソウ、ハナタデ、ハダカホオズキ、ヒメジヨオン、ヒヨドリバナ、フシグロセンノウ、フシグロ、フジカンゾウ、ボタンヅル、マツカゼソウ、マネキグサ、ミズヒキ、ミヤマコウモリソウ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、ミズタマソウ、メドハギ、メヤブマオ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤブタバコ、ヤブマメ、ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギス、ヤマアジサイetc(蕾み、出葉、果実のみのものも含む)


[樹木]6種強
ガマズミ、クマノミズキ、クサギ、ツクシハギ、トチノキ、ナナカマド、ヤマボウシetc(蕾み、出葉、果実のみのものも含む)

                   
        
次回は10月9日(土)に開催します。
                                                        
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