第83回植物観察会の記録

1 実施した日   2011年9月10日(土)

2 参加者
      42名

3 観察コースと時間
1)午前の部(09:40〜12:40)
伏見林道入り口〜伏見林道〜念仏坂〜キャンプ場
2)昼食  ちはや園地/キャンプ場(11:40〜12:40)

3)午後の部(12:40〜14:00頃)
キャンプ場〜ダイトレ〜展望台〜ちはや園地「四季の谷」〜ちはや園地「シャクナゲの道」〜「ちはや星と自然のミュージアム/2F「ネイチャールーム(勉強会)」(14:00)頃自由解散)

4 観察会の状況
今回は、暦ではもう初秋を迎える気候ではあるが未だ夏の名残で気温も高く少し蒸し暑い日の中での観察会であったが42名に及ぶ参加者があり、また今回はOさんとその子供さんの若干9歳でお花が大好きな可愛い女の子「陽子ちゃん」の参加もあり、楽しく賑やかな雰囲気の中で観察会を開催することが出来ました。
観察状況は秋季にふさわしい白色、黄色や赤紫色等色とりどりの植物を種々観察することが出来、特に薄クリーム色で半透明の美しく珍しい腐生植物の「アキノタムラソウ」のや青紫色で鳥が羽ばたく姿をした可愛い花の「カリガネソウ」、白色の珍しい「チョウセンツリフネ」等が見られ皆満足した様子でした。

午後の勉強会は、石仏の探求に熱心なスタッフの田中さんによる「隠れキリシタンの遺物について」コンピュターと大型液晶画面を見ながらその珍しい遺物の写真や歴史的背景、エピソード話等を交え中々興味深い説明がありました。
この説明で特に興味深く感じたのは学校の教科書では「隠れキリシタン」で有名なのは長崎地区と思っていたが布教活動が日本で一番盛んであったのは近畿の「河内地区」を中心とした信者が最も盛んであったとのことに驚きを感じたこと。また有名な宣教師「聖フランシスコ・ザビエルの絵画像を巡ってのエピソード話など面白いはなしもあり有意義でした。
田中さんの話ではこの「隠れキリシタン」の遺物を巡っての話は語りつくしても1時間ばかりでは足りないとのことでしたので機会を見つけ続編の勉強会をいつか開催したいと思っています。



[草花他]69種強
アオミズ、アキギリ、アキノタムラソウ、アカソ、アキチョウジ、アキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)、イノコズチ、イヌショウマ、イヌガラシ、イヌトウバナ、イヌタデ、ウワバミソウ、オトコエシ(オトコオミナエシ)、カリガネソウ、カワチブシ、カノツメソウ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、
キカラスウリ、クサコアカソ、クルマバナ、クサアジサイ、ゲンノショウコ、ケツユクサ、コメナモミ、コフウロ、サラシナショウマ、シロツリフネ(チョウセンツリフネ)、シラヤマギク、シンミズヒキ、ジャコウソウ、タニタデ、チヂミザサ、ツリフネソウ、ツルニンジン、ツルボ、ツユクサ、ヌスビトハギ、ノブキ、ノササゲ、ハキダメギク、ハダカホオズキ、ハナタデ、ヒカゲイノコヅチ、ヒヨドリバナ、ヒメジョオン、フジカンゾウ、フシグロ、フシグロセンノウ、ボタンヅル、マネキグサ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミズタマソウ、ミヤマタニソバ、ミヤマコウモリソウ、ミゾソバ、ミゾホオズキ、
ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤマジノホトトギス、ヤマホトトギス、ヤマトキホコリ、ヤブマメ、ヤブタバコ、ヤブハギ、ヤマアジサイ、レイジンソウ、ワレモコウ
etc(蕾みも含む)


[樹木]6種強
クマノミズキ、サルナシ、ツリバナ、ナツツバキ、ヤマシャクヤク、ヤマボウシetc
(蕾みも含む)
                   
        
次回の観察会は 2011年10月8日(土)の10月例会です。
                                                        
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