第88回植物観察会の記録

1 実施した日   2012年5月12日(土)

2 参加者
      32名

3 観察コースと時間
1)午前の部(9:30〜12:15)
伏見林道登山口〜伏見林道〜細尾谷〜中尾根〜遊歩道〜頂上
2)昼食 頂上桜広場付近(12:15〜13:00)

3)午後の部(13:00〜14時半ごろ)
頂上〜カトラ谷〜頂上広場(14時半頃自由解散)、通常のミュージアム2Fでの勉強会は都合で休会す。

4 観察会の状況
今回は5月の五月晴れの好天気を期待していたが薄曇りのまるで冬に逆戻りしたような少し肌寒い天候(頂上温度4〜5度)でしたが、今が一番の春の花の時期とあって参加者も久し振りに参加してくれた小学校5年の可愛い女の子ユカちゃん親子のOさん、初参加の方1名、お馴染みの方々も含32名に及ぶ参加があり盛会でした。

花の開花状況は最近の天候不順が影響してかやや不順な感がありますが、往きの林道に咲く紫色の唇形の花「ラショウモンカズラ」、満開の白とクリーム色の濾斗状の花「オオツクバネウツギ」や薄緑色の小さく可愛い下向き花「ウスノキ」の花、地面に這うように咲く薄紫の花「ツクバキンモンソウ」などが見られ、また途中で「ヒメクロモジ」と「ウスゲクロモジ」の樹木の違いをその葉の羽脈で見分ける方法の説明等を受けたりして頂上に到着。
午後からは頂上直下の勾配が可也きついカトラ谷に下りて先ず今真っ盛りの白く可愛い花をお花畑状に咲き誇っている「ニリンソウ」を暫く観賞、
その後、今開花し始めた真っ白で上品な美しい花を咲かせ始めた「ヤマシャクヤク」とその群落、その辺りに見られる面白い形をした「ツクバネソウ」等観察し、その後は可也キツイ上り道を登って頂上直下辺りにある今盛りの黄色で美しい「ヤマブキソウ」の群落を観察することが出来きたので今日の寒さと疲れも皆な忘れ満足のようでした。
又此処では珍しいセリ葉状の葉を持った「セリバヤマブキソウ」も観ることが出来ました。



5 観察されたされた植物
[草花他]58種強
アカショウマ、イヌショウマ、ウワバミソウ、ウスゲクロモジ、エンレイソウ、オオチャルメルソウ、オオバタネツケバナ、カキドウシ、カタクリ、
カワチブシ、カテンソウ、クリンソウ、クワガタソウ、コウライテンナンショウ、サイコクサバノオ、シハイスミレ、ジロボウエンゴサク、セリバヤマブキ、タニギキョウ、タネツケバナ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツクバネソウ、ツリガネニンジン、ツルカノコソウ、ツルキンバイ、ツクバキンモンソウ、ツボスミレ、テリハキンバイ、トウゴクサバノオ、トリガタハンショウヅル、テイショウソウ、ナベワリ、ナガバタチツボスミレ、ニリンソウ、
ヌカボシソウ、ノブキ、ヒメカンスゲ、フタバアオイ、フタリシズカ、ミヤマカタバミ、ミヤマキケマン、ミヤマナルコユリ、ミヤマハコベ、ミヤコアオイ、モミジガサ、ヤマネコノメソウ、ヤマトグサ、ヤマルリソウ、ヤマシャクヤク、ヤマブキソウ、ユキザサ、ヨゴレネコノメ、マルバコンロンソウ、マネキグサ、ムラサキケマン、ムロウテンナンショウ、ラショウモンカズラ、
etc(蕾み、出葉のみのものも含む)


[樹木]26種強
アブラチャン、アオジクマユミ、イワガラミ、ウスノキ、ウスゲクロモジ、ウツギ、オオツクバネウツギ、オトコヨウゾメ、クマイチゴ、コブシ、コクサギ、サルトリイバラ、タムシバ、チドリノキ、チドリノキ、トチバニンジン、ナガバモミジイチゴ、ニワトコ、ニガイチゴ、ハナイカダ、ヒメクロモジ、ブナ、ミズキ、ミツバウツギ、ミヤマウコギ、ヤマブキetc(蕾み、出葉のみのものも含む)

                   
        
次回は6月9日(土)に開催します。
                                                        
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