〇最近の金剛山

〇8月17日、19日、21日
 ・山麓の谷筋や峠道を回ってきました。
 ・すこし薄暗い谷筋でヒナノウスツボを見つけました。寺谷以外で始めてでした。谷筋ではツリフネソウも咲き始めています。
 ・大和葛城山にタニジャコウソウを見に行きましたが蕾が一輪だけ、まだ早かったようです。アマチャヅルも昨年は良く咲いていたのですが、ようやく一輪咲いているものを見つけました。
 ・峠道ではマルバノホロシの花が咲きかけていました。昨年の観察会で見た果実がマルバノホロシのものだと確認できました。
 ・ミズタマソウやガガイモも咲き始めています。

ヒナノウスツボ ヒナノウスツボ ツリフネソウ サジカンクビソウ
 暗い谷筋で見逃すところでした。

 感度を上げて撮影したため、少し荒れ気味です。
 滝の周りの水しぶきのかかるところにツリフネソウが咲いていました。  尾根筋に出るとサジカンクビソウが地味に咲いています。


アマチャヅル アマチャヅル タニジャコウソウ (参考写真)タニジャコウソウ
 タニジャコウソウを見に大和葛城山麓に行くときにアマチャヅルの花に出会いました。  昨年は同じ時期に沢山咲いていたのに、やっと一輪咲いていました。  谷筋でタニジャコウソウが一輪だけつぼみを付けていました。今年は遅いのか少ないのか?  昨年同日の写真です。ジャコウソウに比べて茎に毛が多く花柄が長い。色も赤紫色です。

フバカンゾウ フジカンゾウ ツルリンドウ ムラサキニガナ
 薄暗い谷筋でやたら大きくなっていました。

 暗いためかかなり薄い色合いです。

 花も終わりかけてきてタンポポの実のような果実ができています。


マルバノホロシ (参考写真)マルバノホロシ果実 ミズタマソウ ミズタマソウ
 昨年の観察会で、水越峠バス停横でマルバノホロシだと思われる果実を見ていましたが、花を確認するため出かけました。
反り返った紫色の花弁と花弁の付け根に緑色のリングが有り、やはりマルバノホロシでした。
 果実だけになると、ヤマホロシかマルバノホロシか分かりませんでした。



 峠道でミズタマソウが咲いています。




 蜜を吸いに来たのか、蟻が花の周りを動き回っています。




ガガイモ



〇8月10日、8月12日
 ・ちはや園地や尾根筋を訪れてみました。
 ・ちはや園地ではミュージアムのエコルーフ(エコ屋根)の上のオニユリが満開でした。
 ・金剛山遊歩道ではマネキグサが可愛らしい花を咲かせています。

オニユリ オニユリ ヘクソカズラ フシグロセンノウ
 ミュージアムのエコルーフでオニユリが満開です。年々数が増えています。  茎に沢山のムカゴがついているので、これからも増えていくでしょう。  ちはや園地ピクニック広場の周辺でヘクソカズラが広がっています。  展望台の下の斜面でフシグロセンノウが綺麗に咲いていました。


オニドコロ雄花 マネキグサ マネキグサ マネキグサ
 夏から秋にかけてつる性の植物が目立つようになります。

 金剛山遊歩道でマネキグサが沢山咲いています。花自体は小さいので注意しないと見過ごしてしまいます。  接近して見てみると独特の形です。


 花の中を見るにはかなり下から覗き込む必要があります。

ツルニガクサ ツルニガクサ
 尾根筋でツルニガクサを見つけました。殆ど終わりかけでしたが、ニガクサとの違いを見るために撮影しました。  ニガクサとの違いは、萼などに腺毛があることです。



〇8月6日 気分を変えるため大和葛城山を覗いてきました。
 ・夏と秋が混在し、ヤマユリがまだ咲いていましたしコオニユリも咲いていました。
 ・谷筋にはナツノタムラソウが残っていたとおもうと、山上に登るとアキノタムラソウやツリガネニンジンが咲き始めています。
 ・カワラマツバやオオナンバンギセルなども今が盛りです。

ヤマユリ コオニユリ ナツノタムラソウ ナツノタムラソウ
 まだ沢山のヤマユリが咲いていました。

 背景は金剛山です。

 谷筋でナツノタムラソウが残っていました。

 雄しべ、雌しべが花弁から大きく飛び出しています。


アキノタムラソウ アキノタムラソウ オオナンバンギセル オオナンバンギセル
 同じ谷筋でアキノタムラソウが咲き始めました。

 雄しべ、雌しべは花弁から殆ど飛び出しません。

 咲き始めたところなのですが、早くも蒸れたのか傷み始めていました。

 これが一番傷んでいない株でした。



カワラナデシコ カワラナデシコ カワラマツバ カワラマツバ
 金剛山ではあまり見られません。  草原性の植物は、大和葛城山に負けそうです。  葉が松葉の様に尖っています。  沢山の小花が集まっています。


ツリガネニンジン ノギラン ノギラン ボタンヅル
 ツリガネニンジンが早くも咲き始めました。



 葉はショウジョウバカマと似ているのですが、花が咲くとよく分かります。


 総状の花が開いていました。



 ボタンヅルも蕾で一杯、一部が開き始めました。



フシグロセンノウ ヤブミョウガ
 少し木陰のところでフシグロセンノウが咲いていましたが、数は少なくなったようです。  樹林の下で花穂を伸ばしています。



〇8月3日 金剛山
 ・コオニユリとイワタバコの様子を見に行ってきました。
 ・コオニユリは前回蕾のものが咲き始めていましたが、その他のものはまだ蕾。これからも楽しめそうです。
 ・イワタバコは今が盛り、ゲンノショウコなどの秋の花も姿を見せ始めています。

イワタバコ イワタバコ ゲンノショウコ ゲンノショウコ
 山麓のイワタバコは満開です。  谷筋の湿った岩場で沢山咲いていました。  ゲンノショウコも咲き始めました。  赤花も咲いています。


キツリフネ・白花 クサアジサイ コオニユリ コオニユリ
 キツリフネが白くなった白花です。葉の様子や残った色からキツリフネ由来と分かります。  クサアジサイも咲き始めました。

色づいていた蕾は花を開いていました。

 ススキの中にももう一輪が咲いています。



〇7月29日
 ・あまりの暑さにしばらく山頂まで行っていなかったので、久しぶりに谷筋を詰めて山頂まで行きましたが、ギンバイソウは殆ど終わり、イワタバコやコオニユリはまだ
  咲いていないという中途半端な事になりました。
 ・折角なのでその様子も上げておきます。

ニガクサ ニガクサ イワタバコ イワタバコ
・村道沿いのニガクサが咲き始めました。

・よく似たツルニガクサには、葉や萼などに腺毛がありますが、ニガクサにはありません。 ・山頂近くの谷筋ではまだ殆どが蕾。

一輪だけ咲きかけていました。貴重な写真。

コオニユリ コオニユリ ヌスビトハギ ヌスビトハギ
・昨年は8月1日にはすでに咲いていたので、もう咲いているかと思ったのですが少し早かったようです。でも、一株だけ色づいています。 ・そのほかの株はまだまだこれからです。


・早くもヌスビトハギが咲き始めていました。


・それでも大部分はまだ穂を伸ばし始めたばかり。貴重な一輪でした。

ヤブカンゾウ
山頂のヤブカンゾウがまだ残っていました。一日花なので、うまくいくと綺麗な状態に会えます。



〇7月23日〜27日
 ・金剛山でもさすがに暑く、久しぶりに山麓やちはや園地を回って来ました。
 ・ヤマユリが山麓の府道沿いなどで満開です。峠道でもススキの葉に隠れてひっそりと咲いていました。
 ・府道沿いは、急な斜面や落石防護柵で保護されて無事ですが、登山路周りではやはり少なくなってきています。取らなければ毎年みんなが楽しめるのに。
 ・秋に向けてアキカラマツやヒヨドリバナなども咲き始めました。

ヤマユリ ヤマユリ ネジバナ ネジバナ
 ススキの葉に隠れル様にして咲いていました。  アップしてみるとやはりランの姿をしています。


ハナイカダ果実 ハナイカダ果実 ハナイカダ果実 ミヤマナミキ
 ハナイカダの果実が熟してきています。
葉の上に果実一つが多いのですが‥‥。

 これは2個の果実。一つはまだ青いままです。


 これは3個の果実。数も色々です。


 道端でミヤマナミキが咲いていました。アップで撮ると大きく見えますが、米粒ほどの小さな花。花弁の中に赤っぽい斑点が見られます。


アキカラマツ アキカラマツ ヒヨドリバナ ヒヨドリバナ
 アキカラマツが黄白色の花を咲かせ始めました。

 沢山の雄しべが黄色っぽい葯を付けています。細い花糸の先端に少し長めの葯が見る。  ヒヨドリバナも咲き始めています。


 筒状花の花びらから雌しべが長く飛び出しています。


ナツツバキ ツチアケビ
 ちはや園地でナツツバキが咲き始めました。すぐに傷んでしまうので、綺麗な状態では名を撮影するのが難しい。  蕾が開き始めています。昨年は、花のあと腐ってしまってアケビのような果実は見られませんでした。



inserted by FC2 system