〇最近の金剛山
〇3月29日
・今年は、3月の観察会が春日山特別観察会になったので、いつも定例観察会を行う水越峠や山麓谷筋の様子を見てきました。
・3月に入って急に暖かくなったため、かなり早く咲き始めたものや、あまり変わらないものまで様々ですが、色々な植物が花を咲かせていました。
|
|
|
|
アオイスミレ |
アオイスミレ |
アオイスミレ・白っぽい個体 |
ナガバノタチツボスミレ |
|
|
|
|
|
|
|
|
ナガバノタチツボスミレ |
ヒナスミレ |
ヒナスミレ |
スズシロソウ |
|
|
|
|
|
|
|
|
アブラチャン |
アブラチャン |
アブラチャン |
ダンコウバイ |
|
|
|
|
|
|
|
|
ダンコウバイ |
ヒメクロモジ |
キブシ |
オオバヤシャブシ |
|
|
|
|
|
|
|
|
ケヤマハンノキ |
ツノハシバミ |
イヌガヤ |
ヤマウグイスカグラ |
|
|
|
|
|
|
|
|
ニッコウネコノメ |
ヨゴレネコノメ |
ユリワサビ |
ミヤマカタバミ |
|
|
|
|
〇3月15日
・山麓の林道などを回ってきました。
・石ブテ林道などではカワチスズシロソウやナガバノタチツボスミレ、ダンコウバイなどが咲き始めていました。
・厳しい寒さが続いた1月、2月でしたが、3月に入って暖かくなり始めると一気に5月並みの気温になり、慌てて咲き始めたような感じです。昨年並か、少し早く咲き始めたようです。
|
|
|
|
アケボノソウ |
カワチスズシロソウ |
カワチスズシロソウ |
カワチスズシロソウ |
〇株が小さいので、今年発芽した1年目の苗でしょう。 |
〇スズシロソウと違って走出枝(ランナー)を出さないので、単独の株で広がります。 |
〇スズシロソウよりは少し開花が早いかもしれません。 |
〇アブラナ科の4枚の花弁が特徴です。
|
|
|
|
|
コショウノキ |
コショウノキ |
ナガバノタチツボスミレ |
ナガバノタチツボスミレ |
〇ジンチヨウゲの仲間。ジンチョウゲは中国原産の栽培種。
|
〇コショウノキは、日本産ですが、花数が少なくジンチョウゲとそっくりですが、華やかさはありません。
|
〇林道脇の株がわずかに開き始めていました。特に日当たりが良いのでしょうか。
|
〇まだ他の株は蕾のままでしたが、まもなく咲き始めるでしょう。
|
|
|
|
|
アブラチャン |
ダンコウバイ |
ダンコウバイ |
ヤマネコノメソウ |
〇アブラチャンも場所によっては咲き始めています
|
〇ダンコウバイの花には、花柄が無く、アブラチャンの花は短い花柄がある。
ダンコウバイの花の方が少し大きく、黄色みが強い。
|
〇ヤマネコノメソウとタチネコノメソウは、ネコノメソウ属の中のヤマネコノメソウ節というグループに分類されていて、葉が互生。その他のものは対生。
|
|
|
|
|
シロバナネコノメソウ |
シロバナネコノメソウ |
ショウジョウバカマ(シロバナ) |
ショウジョウバカマ(シロバナ) |
〇シロバナネコノメソウが群落を作って葉を広げていました。 |
〇よく見ると、蕾ができて開花を待っています。
|
〇ショウジョウバカマも蕾を開き始めて、次々と開花していきそうです。
|
|
|
フサザクラ |
フサザクラ |
〇河原に倒れかかっていたフサザクラが早くも花を広げ始めていました。この木以外は、まだ蕾なので特に開花が早いのでしょう。生命の危機を感じて早く次世代を作る努力をしているのでしょうか。 |
〇3月3日
・北海道や東北は猛烈な吹雪に見舞われていますが、金剛山麓に春を探しに行ってきました。
・山頂付近は、まだ、アイゼンがいるほど凍っていますが、石ブテや水越峠の林道付近では雪も消えて春がやってきていました。
・まだ、花が咲くところまでは至っていませんが、新葉、花芽の展開が始まっています。
|
|
|
|
アオキ雄花(雄株) |
アオキ果実(雌株) |
オオイヌノフグリ |
フキノトウ |
〇早いものでは、雄花(雄株)が開きかけていました。 |
〇雌花(雌株)が、赤く熟し始めていました。これから、5〜6月にかけて真っ赤に熟します。 |
〇近くの公園でも花をさせていますが、金剛山麓の日当たりの良い道端でも咲いていました。 |
〇もう、開ききったものもありました。
|
|
|
|
|
ヤマコウバシ |
ヤマコウバシ葉芽、花芽 |
アブラチャン |
アブラチャン葉芽、花芽 |
〇ヤマコウバシの特徴の一つに春になっても枯れ葉が残ります。日本では雌株しか見つかっていない不思議な木です。
|
〇葉芽と花芽がひとつになった混芽。花と新芽は同時に展開します。
|
〇アブラチャンも、時折、枯れた葉が残っていますがヤマコウバシよりも葉が小さく、縮れたり変形しています。 |
〇アブラチャンでは、花芽と葉芽は別々で、丸い花芽の間に長いとがった葉芽が出でいます。
|
|
|
|
|
(参考写真)ヤマコウバシの花と新葉の展開 |
オオバヤシャブシの雄花 |
カワチスズシロソウ |
スズシロソウ |
〇4月下旬ころに花と葉が同時に開きます。花はめしべが飛び出した独特の形をしています。
|
〇ヤシャブシは、ハンノキの仲間と同じように雄花が垂れ下がりますが、ハンノキと違って、雄花に柄がありません。 |
〇カワチスズシロソウが花芽をつけて時を待っています。ランナー(送出枝)では拡がらず、単独の株です。 |
〇スズシロソウは、ランナーを出して拡がります。株の上に昨年のランナーの名残が残っています。
|
|
|
|
|
コハコベ |
フサザクラ |
ショウジョウバカマ |
ヤマトチャルメルソウ |
〇道端ではコハコベが花を広げていました。
|
〇早くも花を拡げ始めていました。この木はいつもとびぬけて早く咲きます。
|
〇花芽が緩んできたのか、展開を準備中。
|
〇オオチャルメルソウは、四国、九州に多く見られ、花には独特の匂いがあるそうです。近畿地方(大和地方)のものは、その匂いがなく、花弁の分裂数も違うことなどから、ヤマトチャルメルソウと名づけられました。新葉の展開を準備中。 |
|
|
|
|
ヨゴレネコノメ |
ニッコウネコノメ |
(参考写真)ニッコウネコノメの花 |
シロバナネコノメソウ |
〇冬を越した株が蕾を膨らませています。大きな群落は作りません。 |
〇今の段階では、ヨゴレネコノメと区別しにくいのですが、株が少し小さく群落を作ります。 |
〇花の時期には株の中心が鮮やかに黄色っぽくなって見分けがつきます。 |
〇シロバナネコノメソウの新葉がたくさん出ていました。これも群落を作ります。 |
|
|
|
|
ヤマネコノメソウ |
ジロボウエンゴサクの葉 |
(参考写真)ジロボウエンゴサクの花 |
ニワトコの新葉と蕾 |
〇ヤマネコノメソウの花が咲き始めました。葉は互生です。 |
〇いつものところにジロボウエンゴサクが葉を拡げ始めました。 |
〇4月に入ると花を咲かせ始めます。
|
〇気が付くと頭の上でニワトコが新葉と蕾を開きけていました。 |