「奈良原始林」特別観察会の記録

1 実施した日   2007年12月15日(土)

2 参加者
      31名

3 観察コースと時間
今回の特別観察会は恒例の和歌山「雲雀山」を変えて奈良の「春日神社境内から春日山原始林」に到る遊歩道を歩きながらの観察会としました。
集合場所近鉄奈良駅前の行基菩薩像前を10時にスタートとし、途中「南円堂」に植樹されている「左近の橘」や「五重塔」を眺めながら春日大社境内の表参道を経由し春日山遊歩道に入り原始林を見ながら最終到達点「首切り地蔵」に13時ごろ到着しそこで昼食を終え、昼食後は近くにある「なら街」や春日大社近くにある「百毫寺」、「浮見堂」など名所見学する人もいるのでこの地点で自由解散とした。

4 観察会の状況
今回の特別観察会は冬空の薄日空で少し寒い天候にも拘らず、参加者はお馴染みの方々と新規参加者も6名あり合計31名(内スタッフ19名)とにも及び予想をしていたより大勢の熱心な参加者に支えられ、途中の木の実を拾って調べたり、また原始林に沿って歩く春日山遊歩道の残り少ない美しい紅葉もく見られ楽しい観察会を開催することが出来ました。
今回の観察会では冬季のため野草は少なかったが、初めて見るシソ科の「レモンエゴマ」や開花時期は春になる「ヒメアギスミレ」、や「キッコウハグマ」の葉っぱも見られ、樹木では金剛山ではなかなか見られない白い実をつけた「イズセンリョウ」や赤い実をつけた「ナナミノキ」や薄黄色の実をつけた「ムクロジ」や沢山のどんぐりの実をつけた「イチイガシ」、「ツブラジイ」また革質で細い葉脈がある変わった葉をつけたこの春日山に沢山見られる天然記念物に指定されているマキ科の樹木「ナギ」、樹皮が白い鹿の子模様になっている「カゴノキ」等沢山の樹木が見られ参加者を喜ばせてくれました。


[草花他]5種
レモンエゴマ、マメズタ、キッコウハグマ、ヒメアギスミレ、コオクヤマスミレ

[樹木]21種強
アラカシ、アキニレ、イチイガシ、イズセンリョウ、ウラジロガシ、オオバヤドリギ、カナクギノキ、カゴノキ、コブシ、コシアブラ、サイカチ、タチバナ、タカノツメ、ツクバネガシ、ナギ、ナツツバキ、ナンキンハゼ、ハリギリ、ムクノキ、ムクロジ、リョウブetc


                   
        
次回の観察会は 2008年3月29日(土)です。
                                                        
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