第145回観察会の記録

1.日時:2019年5月11日(土)

2.参加人数:40名

3.観察コース:ロープウェイ前バス停〜久留野林道〜久留野峠〜ちはや園地(食事)四季の谷、シャクナゲ路〜ミュージアム(解散)

4.観察会の状況

しばらく好天が続いていたので。そろそろ‥‥と心配したのですが、一日暑いほどの天気になりました。
期待したオウギカズラは、開花が遅れてまだまだ蕾でしたが、オオツクバネウツギやヤマツツジ、メギなどの木の花が楽しめました。
  春一番の花は一段落して木の花にも少し早く、ちょっと端境期の感じでした。
キャンプ場のユキモチソウは、いつもとは全く違うところで観察。植栽なのか、何かについて移入したものか分かりませんが、場所を変えながら出現するようです。
解散後、伏見林道でミヤマウグイスカグラを撮影しました。また、林道入り口付近で土を掘り返してエサをとるアナグマを発見。撮影しましたのでページ最後の番外編でご披露します。


 5.観察できた植物

@主な草花(約30種以上、葉だけの物も含む)
・ウワバミソウ、オウギカズラ、オオバタネツケバナ、カキドオシ、キッコウハグマ
・ジシバリ、ジロボウエンゴサク、タガネソウ、タチツボスミレ、タニギキョウ、チゴユリ、ツクバキンモンソウ、ツボスミレ、ツルカノコソウ
・ニオイタチツボスミレ、フイリシハイスミレ、フウロケマン、フタバアオイ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ
・マルバコンロンソウ、ミツバツチグリ、ミヤコアオイ、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、ムロウテンナンショウ
・ヤマトグサ、ヤマブキソウ、ユキザサ

A主な樹木(約28種以上、葉だけの物を含む)
・アケビ、ウラジロウツギ、オオウラジロノキ、オオツクバネウツギ、オオバアサガラ、ガマズミ、コクサギ、コバノミツバツツジ、コミノサルトリイバラ
・サルトリイバラ、ツクシシャクゲ、ツクバネウツギ、ツルシキミ、ニガイチゴ
・ハナイカダ、ホンシャクナゲ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ミヤマガマズミ、
・ヤブデマリ、ヤマアジサイ、ヤマグワ、ヤマツツジ、ヤマブキ


〇植物の写真

  (サムネイルをクリックすると、拡大画像になります。元に戻るにはブラウザーの「戻る矢印ボタン」を押してください。)

アオハコベ アオハコベ アオハコベ ウワバミソウ雄花
○花弁のないハコベ。なれるまで見つけるのが大変。 ○東北で言う”ミズ”

オオウラジロノキ オオツクバネウツギ オオツクバネウツギ カツラギグミ
○果実は、小さなリンゴにそっくり。 ○5つある萼のうち、一つは小さい。 ○金剛山、葛城山固有種。

カツラギグミ カテンソウ クワガタソウ ゴマギ
○開くときに花粉をはじき飛ばす。 ○香ばしい香りがする。

コミノサルトリイジラ コミノサルトリイバラ コミノサルトリイバラ ジシバリ
○葉はサルトリイバラより少し小さい。

アケビ雄花 ミツバアケビ雄花と雌花 シャクナゲ ニガイチゴ
○上が雌花、板に垂れているのが雄花。 ○木イチゴの中で唯一花が葉よりも上に咲く。

タガネソウ ガネソウ タガネソウ ツルカノコソウ
○地面を這うように広がる。

タニギキョウ ツクバキンモンソウ ツクバキンモンソウ ツボスミレ
○一番遅く咲くスミレ。

ホウチャクソウ ホウチャクソウ ホウチャクソウ ミツバツチグリ
○見えているのは雄しべの葯。 ○花弁の間から下にある萼が星形に見える。

ミヤマガマズミ ミヤマキケマン ミヤマハコベ ヤマルリソウ
○ガマズミより毛が少なく、葉の先端が急に細くなる。 ○果実は数珠のように長く垂れる。

メギ メギ ヤマシャクヤク ヤマシャクヤク
○イカリソウと同じ科に属する。 ○咲き始めると意外と早く花弁が落ちる。

ヤマトグサ ヤマトグサ ヤマブキソウ ユキモチソウ
○ちはや園地では、時々違うところで姿を見せる。

ユキザサ ユキザサ オオマムシグサ ウスゲクロモジ
○ユキザサの小花。 ○紫色が強い。 ○葉脈が葉の裏に隆起している。


カナクギノキ カツラギグミ ニオイタチツボスミレ ヤマツツジ
○果実は野鳥の大好物。 ○花の咲き始めだとかすかに甘い香りがする。


○番外編

ミヤマウグイスカグラ ミヤマウグイスカグラ (参考写真)ミヤマウグイスカグラ果実 アナグマ
○解散後、下山中の伏見林道で撮影。葉の基部や萼、花弁などに腺毛が多い。果実にも腺毛がある。
○伏見林道入り口の山の斜面でエサをあさるアナグマ。5/11のちはや園地のブログで動画がみられます。



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