〇2020年7月9日 観察会
 ・参加者 18名
       なかなか晴天に恵まれない状態が続いています。
       そんな状況の中でも20名近い参加をいただきました。
       昼食のためちはや園地のキャンプ場についたときに雨が降り始め、雨が続くと予想して観察会はとりあえず中止。
       午後からは有志で四季の谷などを廻りました。
 ・観察した植物
       
イガホオズキ、イヌトウバナ、イワガラミなど40種程度

イガホオズキ イガホオズキ イガホオズキ イヌトウバナ
○ちはや園地四季の谷に咲いていました。 ○葉の下に隠れているのでなかなか探しづらい。 ○花が終わり果実ができ始めるとイガのある萼が果実を包んでイガグリのような形になる。 ○トウバナ仲間はわかりづらい。イヌトウバナが一番多いよう。

イヌトウバナ イワガラミ ツルアジサイ カツラギグミ果実
○小花をアップするとシソ科らしい花が見える。 ○イワガラミの装飾花(白い花弁のように見える)は1枚で分かれていない。 ○ツルアジサイの装飾花は4枚程度に分かれている。ツルアジサイの方がやや花期は早い。

ミツバウツギ ミゾホオズキ マタタビの虫えい マタタビ雄花
○2つに割れた袋の中に種が並んでいる。 ○マタタビの雄花に虫が産卵してできる虫えい。木天蓼(もくてんりょう)と呼ばれて焼酎に漬けてマタタビ酒になる。 ○マタタビの雄花には当然ながら果実はできない。でも、実のようなものができるのは虫が産卵した後にできる虫えい。果実は両性花にできる。

マタタビ果実 マタタビ両性花 ミヤマナミキ ミヤマナミキ
○弾丸型をしたマタタビの果実。こちらはごつごつの虫こぶのようにはならない。マタタビ酒にもならない。 ○黄色い雄しべの中央に白いめしべが飛び出している両生花。ただ、この雄しべは生殖能力は無いようで、受粉には雄花の花粉がいるよう。複雑ですね。 ○午後、下山の際に金剛山遊歩道に咲いていました。米粒より小さいほどの極小の花。目をこらして探さないと見つからない。 ○マクロレンズを使ってもこの程度。

ミヤマナミキ ミヤマナミキ モミジカラスウリ ムラサキシキブ
○ところが、スマホのカメラではここまで写る。恐るべしiPhone。 ○スマホカメラの発達は驚くほど。

ムラサキシキブ ネムノキ オカトラノオ オカトラノオ
○小花をアップすると黄色い雄しべ(葯)と雌しべがちゃんと映っている。 ○なんとも幻想的な花。造形の妙。
○下から順番に咲いていく。
○蝶が大好き。長期間花粉を媒介するように順番に咲くのでしょうか。

ウスノキ オオカモメヅル オオカモメヅル オオカモメヅル
○赤い果実は角張っている。 ○カメラでアップして写すとだまされるが、花は実に小さく、しかも葉の下に隠れている。探すには葉の形を覚えてのぞき込むしかない。 ○花を見つけるとうれしくなるほどかわいらしくルーペでしみじみ見てしまう。 ○葉の形はヤマノイモとよく似ているので注意が必要。

シラキ タニタデ タニタデ タニタデ
○秋にはきれいに紅葉する。 ○これも遊歩道に咲いていた。ミズタマソウの仲間だが、少し小さい。茎が少し赤っぽい。 ○アップしてみるとミズタマソウと同じように萼から毛が飛び出していて水滴が水玉のようにつく。 ○これもスマホで撮れた。コンパクトデジカメが売れなくなるはず。

ツリパナ ツルマサキ
○徐々に熟してきている。 ○熟した果実には野鳥がよく集まる。




inserted by FC2 system