〇2020年9月10日 第154観察会
・参加者 18名
天気予報では曇り。意外と晴天に恵まれましたが、解散して下山した15時過ぎにはにわか雨が降り始めた。
夏休み明けの最初の観察会で25名の参加をいただきました。
府道に出るまでにオニドコロ雄花、雌花にはじまり、伏見林道ではジャコウソウ、ヤマホウズキの果実、マネキグサ、オタカラコウ、イヌショウマ、など
ちはや園地では、フシグロ、ナンバンギセル、ネコハギ、ゲンノショウコ、コフウロ、カリガネソウ、マルバハギ、イガホオズキなど夏から秋の植物が楽しめました。
オニドコロ雄花 | オニドコロ雌花 | ヤマジノホトトギス | ヤマホトトギス |
○少し終わりかけの雄花。雌雄異株なので雄株。 | ○雌花。花弁の下に子房が見える。すでに種子になったものも。 | ○花披片が横に張っている。 | ○花披片が下り、雄しべ、雌しべが束になっている柱状の部分に赤紫色の斑点がある。 |
ヤマホオズキ | イガホオズキ | ジャコウソウ | オタカラコウ |
○萼が袋状になって果実を包んでいる。 | ○袋状にはならない。「最近の金剛山」8月にホオズキ類の比較があります。 | ○咲き残っていた。伏見林道入り口のジャコウソウは最近少なくなったような気がする。 | ○花は下から順に咲いていく。 |
アキチョウジ | ヤブタバコ | ミズヒキ | ミズヒキ |
○茎の途中に小さな花が沢山つく。 | ○花が開くと赤、白の紅白に。 | ○開く前は雄しべが飛び出している。こちらの方が見慣れているかも。 |
イヌショウマ | ナンバンギセル | フシグロ | ツリフネソウ |
○小花に花枝は無く、茎に直接ついている。 | ○ミュージアム前のナンバンギセルも安定してきた。 | ○ナデシコ科だが、マンテマの仲間。少し雰囲気が違う。薄いピンクもある。 | ○園地内にツリフネソウが出てきた。1年生なので環境が変わると来年は発芽しないかも。 |
ツリフネソウ雄しべ | ツリフネソウ雄しべ | コメナモミ | コメナモミ |
○花弁が袋状になっている。ハナバチが蜜を吸いにやってくるが、袋のサイズがハチの体のサイズとほぼ同じ。潜り込もうともがくと花粉がつく。 | ○開いた雄しべが見える。咲き始めは雄しべが熟して(雄性期)、その後雌しべが伸びてくる(雌性期)らしいが、見つからなかった。 | ○花弁の横に開きかけの苞葉と先端が膨らんだ腺点が見える。 |
ゲンノショウコ | コフウロ | ゲンノショウコ | コフウロ |
○右側に移っている葉の切れ込みに注意。 | ○深く切れ込んでいる。 | ○茎に横に開いた毛(開出毛)が沢山ついている。 | ○伏毛が見えるが開出毛はなく毛が目立たない。ただ、中にはゲンノショウコの様に毛が多いものも見られる。そのときは葉の切れ込み確認。 |
コフウロ | コフウロ | ネコハギ | ミズタマソウ |
○iPoneで撮ったものだそうです。コンデジが売れレ無くなるのも…………。 | ○右側の雌しべ柱頭が開いていないのは、熟しかけのため? | ○匍匐性のハギ。 | ○花はほぼ終わってしまった。 |
カリガネソウ | アキギリ | ミヤマタニソバ | ミヤマタニソバ |
○ハナバチが蜜を吸いに来ると飛び出している雄しべが下がって花粉がつく。8月30日のミュージアムブログに動画がアップされています。 金剛山で遊ブログ (osakazine.net) |
○シャクナゲの路にアキギリが帰ってきた。 | ○あまり開いていないことが多いが、花の後半になるとよく開くのかも。 |
タニソバ | ツルニンジン | ツルニンジン | フクロツチグリ |
○葉が紅葉する。 | ○花の中に小さなカタツムリがいた。 | ○まもなく開くつぼみ。 | ○フクロツチグリも種類が多いようです。 |
アマチャヅル | アマチャヅル雄花 | アマチャヅル雄花 |
○観察会の時は花が見つけられなかったので、下見の際のものをあげます。 | ○雄花。花弁の中心付近に葯が見える。雌雄異株なのでこれは雄株。 | ○花粉が出てしまった後の雄花。 |